セラミック治療奥歯のセラミック
ジルコニアクラウン症例 ※投稿13


症例情報
主訴 | 被せ物とのすき間に虫歯ができた |
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診断名 | 不適合な補綴による虫歯 |
年齢・性別 | 30代 女性 |
治療期間・回数 | 3回 |
治療方法 | ジルコニアクラウン |
費用 | ジルコニアクラウン120,000円(税別) |
診療前の注意点 | ・セラミックが割れてしまう可能性があります ・強度を保つために、銀歯に比べると、歯を削る量がやや多くなります |
備考 | 当院では、審美的な治療はもちろんですが、マイクロスコープや拡大鏡を使用して、高倍率にて治療をすることにより歯と被せ物との適合性を重要視しております。術後の清掃性も良くなり、虫歯の再発も少なくなります。 |
治療詳細
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治療詳細
被せ物との間に隙間や段差があると、汚れがたまり虫歯や歯周病になってしまいます。
被せ物と歯の適合の精度は、治療後の予後に影響を及ぼします。
被せ物の精度を高めるために大切なことはたくさんありますが、主に以下の項目が重要になります。
①歯の形成
②型取り
③腕のいい技工士による作製 -
①歯の形成
形成後の写真です。形成がガタガタであれば、被せ物もガタガタになります。
また、形が悪いと被せ物が外れやすい原因や被せ物が浮いてしまう原因となってしまいます。
当院では、拡大鏡やマイクロスコープを用いて丁寧に形成を行うことにより理想的な形成に仕上げていきます。 -
②型取り
良い形成を行っても、型取りが不適切だと模型がお口の中の状態と異なってしまいます。被せ物は模型上で作製するので、不適合な被せ物が仕上がってしまいます。
こちらの写真のように歯と歯肉の間に圧排糸と呼ばれる黒い糸を挿入してきます。
これを行うことにより、歯と歯肉の境界をはっきりと区別して型取りを行うことができます。 -
③腕のいい技工士による作製
模型上では歯も歯肉も全て同じ色になるため、歯と歯肉の境界線が分かりにくくなります。分からないまま補綴物を作製すれば、適合に影響を与えます。
圧排糸を用いて型取りをすると、この模型のように歯と歯肉の境界線をくっきり出すことができます。 -
補綴物の製作
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④完成
段差のない被せ物ができました。歯ブラシもしやすくなり、メインテナンスが容易になります。